FXレバレッジ規制

2009 年、国内 FX ブローカーの提供する FX 取引レバレッジが規制されることが決定された。 2010 年 8 月 1 日からはレバレッジが最大で 50 倍、翌年 2011 年 8 月からは最大 25 倍までに規制された。

そもそもレバレッジとは、 FX 取引の大きな特徴である。 FX 取引では、トレーダーはまずブローカーに口座を開き、そこへ保証金を入金する。この額は様々だが、数千円からで OK だ。 FX 取引を実際に行う際は、数千円で取引をしては利益がでても微々たるものだ。ここで FX 取引独自のレバレッジを使用する。レバレッジを 100 倍とすると、元手が 10,000 円であったとしても 1,000,000 円分の取引がされる。

少ない元手で多額の取引を行い、その利益を得るのが FX 取引の特徴だ。この倍率をレバレッジという。このレバレッジが規制されると、 1,000,000 円分の FX 取引をしようと思ったら、元手は 10,000 円では済まなくなる。レバレッジが 50 倍になると、倍の 20,000 円が必要になる。

この規制案に対して、多くの FX 業者が反対をしたが、その甲斐も無くレバレッジ規制は行われることになった。これからは、元手の保証金を多く入金するか、より少ない額の FX 取引をするかの選択を迫られるであろう。

この選択を回避できるのが、海外 FX である。日本のレバレッジ規制の及ばない海外の FX を利用すれば、 200 倍、 400 倍といった高レバレッジ FX 取引を 2010 年後も実行できる。もちろん、レバレッジが高くなれば取引額が大きくなり、利益が出た場合は良いが損失が出た場合はその額も大きくなることを覚えておかなけばれならない。

損失カットをしっかり設定して、レバレッジが高くてもある程度の損失が出た時点で清算できるような FX システムを選び、リスクを回避したい。

[最終更新日 2019年9月13日]