ポーカー初心者必見！テキサスホールデムのルールを徹底解説

テキサスホールデムはポーカーの中でもっとも人気のあるゲームです。スキルを高めてトーナメント優勝を目指してみてはいかがでしょうか。

ホーム » ポーカー初心者必見！テキサスホールデムのルールを徹底解説

ポーカー

ポーカーに興味はあるけど、テキサスホールデムのルールが複雑そうでなかなか手が出せない、そう思っていませんか？

この記事ではテキサスホールデムのルールを分かりやすく丁寧に解説します。初心者でもこの記事を読めば、すぐにテキサスホールデムを楽しめるようになります。

コンテンツ 目次を表示

テキサスホールデムとは？

テキサスホールデムは世界で最も人気のあるポーカーゲームです。

各プレイヤーに2枚の「ホールカード」（手札）、テーブル中央に最大5枚の「コミュニティカード」（共有札）が配られ、これらを組み合わせて最も強い役を作って勝負します。

人気の理由はシンプルなルールながら奥深い戦略性があることと心理戦が楽しめる点です。ベットの駆け引き、相手の心理を読む力、確率計算などが勝敗を分けます。

他のポーカーとの違いはコミュニティカード（共有札）を使う点が特徴で、これにより戦略的なプレイが求められます。

ベットラウンドが複数回に分かれているため、ゲームの流れが大きく変化する可能性があり最後まで緊張感を楽しめます。

この記事ではテキサスホールデムのルールとしてゲームの流れ、役の強さ、ベットの種類、ポジションの重要性などを網羅的に解説します。

テキサスホールデムの基本ルール

テキサスホールデムは手札2枚と共有カード5枚の合計7枚から5枚を選び、最も強い役を作るゲームです。

ここではゲームの流れと役の強さ、ベットの種類、ポジション、ブラインド、ボタンについて解説します。

ゲームの流れ

テキサスホールデムは以下の4つのベットラウンドで進行します。

プリフロップ

各プレイヤーに2枚の手札（ホールカード）が伏せて配られます。そのあと最初のベットラウンドが行われます。

フロップ

テーブルの中央に3枚の共有カードが表向きに配られて、2回目のベットラウンドが行われます。

ターン

4枚目の共有カードが表向きに配られて、3回目のベットラウンドが行われます。

リバー

5枚目の共有カードが表向きに配られて、最後のベットラウンドが行われます。

ホールド（ゲームから降りること）せずに残っているプレイヤーは手札と共有カードを組み合わせて役を見せ合い（ショーダウン）、最も強い役のプレイヤーがポット（賭け金）を獲得します。

役の強さ

テキサスホールデムの役は、以下の順に強くなります。

ロイヤルストレートフラッシュ

同じスート（マーク）の10、J、Q、K、A

ストレートフラッシュ

同じスートの連続した5枚のカード

フォーカード

同じ数字のカード4枚

フルハウス

同じ数字のカード3枚と別の同じ数字のカード2枚

フラッシュ

同じスートのカード5枚（数字は不連続でも構いません）

ストレート

連続した数字のカード5枚（スートは異なっても構いません）

スリーカード

同じ数字のカード3枚

ツーペア

同じ数字のカード2枚のペアが2組

ワンペア

同じ数字のカード2枚

ハイカード

上記の役が一つも成立していない場合、最も強いカードが勝敗を決めます

ベットの種類

テキサスホールデムでは以下のベットアクションがあるので覚えておきましょう。

ベット

誰もベットしていない状況で最初にチップを賭けること

レイズ

誰かがベットした後、さらに上乗せしてチップを賭けること

オールイン

持っているチップのすべてを賭けること

コール

誰かのベットまたはレイズに対して、同額のチップを賭けて参加すること

フォールド

ゲームから降りること（すでに賭けたチップは放棄します）

チェック

誰もベットしていない状況で自分もベットせずに次のアクションに移ること（ただし、その後のプレイヤーがベットした場合はコール、レイズ、フォールドあるいはオールインのいずれかを選択する必要があります）

ポジション

テキサスホールデムはアクションをする順番が1ゲームごとに1つ移動します。その順番を「ポジション」と呼びます。

アーリーポジション

ブラインドのすぐ後の位置（最初にアクションを行うため情報が少なく不利なポジション）

ミドルポジション

アーリーポジションとレイトポジションの中間の位置

レイトポジション

ボタン（ディーラー）の直前の位置（最後にアクションを行うため他のプレイヤーの行動を見てから判断できる有利なポジション）

ブラインド

ブラインドは、ゲーム開始時に強制的に支払うベットです。次の2つのポジションがあります。

スモールブラインド：ボタンの左隣のプレイヤーがブラインドの半分を支払います

ビッグブラインド：スモールブラインドの左隣のプレイヤーがブラインド全額を支払います。

ボタン（ディーラーボタン）

最後にアクションをするポジション

ボタンは各ハンド（ゲーム）ごとに左回りに移動します。ボタンを持っているプレイヤーは各ベットラウンドで最後にアクションを行うため、最も有利なポジションとなります。

テキサスホールデムのルール：ゲームの流れ

ここではテキサスホールデムのゲームがどのように進行していくのかを、プリフロップからショーダウンまで各段階に分けて詳しく解説します。

プリフロップ

まずは各プレイヤーに2枚のホールカード（手札）が伏せて配られます。

次にビッグブラインドの左隣のプレイヤーから順に、時計回りでアクションを行います。

最初のアクションはビッグブラインドの左隣のプレイヤー（アンダーザガン：UTG）です。

プレイヤーは自分の順番がきたら、フォールド（降りる）、コール（ビッグブラインドと同額を支払う）、レイズ（ビッグブラインドより高い額を賭ける）、あるいはオールインのいずれかを選択します。

以降は各プレイヤーが順にアクションを行い、全員のベット額が揃うまでベットラウンドが続きます。

フロップ

最初のベットラウンドが終了すると、テーブルの中央に3枚のコミュニティカード（共有札）が表向きに配られます。

この3枚のカードは参加しているすべてのプレイヤーが共有して使用できます。

ボタンの左隣のプレイヤーから順に、時計回りで2回目のベットラウンドを行います。

プレイヤーはチェック（ベットしない）、ベット、レイズ、コール、フォールドのいずれかを選択します。

ターン

2回目のベットラウンドが終了すると4枚目のコミュニティカードが表向きに置かれます。

ボタンの左隣のプレイヤーから順に、時計回りで3回目のベットラウンドを行います。

プレイヤーは、チェック、ベット、レイズ、コール、フォールド、オールインのいずれかを選択します。

リバー

3回目のベットラウンドが終了すると最後の5枚目のコミュニティカードが面向きに置かれます。

ボタンの左隣のプレイヤーから順に、時計回りで最後のベットラウンドを行います。

プレイヤーは、チェック、ベット、レイズ、コール、フォールド、オールインのいずれかを選択します。

ショーダウン

最後のベットラウンドが終了し、2人以上のプレイヤーが残っている場合はショーダウンとなります。

残っているプレイヤーは自分のホールカード2枚をオープンし、コミュニティカード5枚の中から5枚を選び、最も強い役を作ります。

役の強さを比較して最も強い役を作ったプレイヤーがポット（賭け金）を獲得します。

同じ役のプレイヤーが複数いる場合は、役を構成するカードの強さやキッカー（役に使われていない最も強いカード）で勝敗を決定します。

それでも決着がつかない場合は、ポットを分け合います。

またショーダウンまでの間に1人を残して全員がフォールドした場合は、いずれのベットラウンドでも残った1人がポットを獲得します。

プロギャンブラー、世界のヨコサワさんによるテキサスホールデムのルール解説動画を見つけましたので、ご紹介させていただきます。

【すぐ出来る】ポーカーのルールを世界一わかりやすくプロギャンブラーが解説します。【テキサスホールデム】

テキサスホールデムのルールにおける用語集

テキサスホールデムのルールでよく目にする用語をまとめて解説します。

ゲーム進行・状況

ポット：そのハンドで賭けられたチップの総額。勝者が獲得します。

ブラインド：ゲーム開始前に強制的に支払うベット。スモールブラインドとビッグブラインドがあります。

プリフロップ：コミュニティカードが配られる前の最初のベットラウンド。

フロップ：最初に配られる3枚のコミュニティカード。

ターン：4枚目のコミュニティカード。

リバー：最後の5枚目のコミュニティカード。

ショーダウン：すべてのベットラウンドが終了後、残ったプレイヤーが手札を公開して勝敗を決めること。

ハンド：プレイヤーに配られた2枚の手札、または役のこと。

ボード：テーブルに公開されているコミュニティカードのこと。

ポジション：テーブルにおける座る位置（アクションする順番で実際には席の移動はありません）

オールイン：手持ちのチップ全てを賭けること。

チェック：誰もベットしていない場合に、自分もベットせずに次のプレイヤーに順番を回すこと。

ベット：誰もベットしていない状況で最初にチップを賭けること。

レイズ：誰かがベットした後、さらに上乗せしてチップを賭けること。

コール：誰かのベットまたはレイズに対して、同額のチップを賭けて参加すること。

フォールド：ゲームから降りること。

戦略と確率

オッズ：ポットの総額と自分がコールするために必要なチップの比率。コールすべきかどうかを判断する材料となります。

アウツ：自分の役を強くするために必要な残りのカードの枚数。

ドロー：あと一枚カードがくれば役が完成する状態。フラッシュドロー、ストレートドローなどがあります。

ブラフ：弱い手札で強い手札を持っているように見せかけて相手を降ろそうとすること。

セミブラフ：現状は弱い手札だが今後強い役になる可能性がある状態でブラフをすること。

バリューベット：強い手札を持っている時に、相手からチップを引き出すために行うベット。

キッカー：役を構成するカード以外で、役の強さを比較する際に使われるカード。

セット：ポケットペアとコミュニティカード1枚でできるスリーカード。

トリップス：手札1枚とコミュニティカード2枚でできるスリーカード。

コネクター：連続した数字のホールカード。

スーテッド：同じスート（マーク）のホールカード。

オフスーテッド：異なるスートのホールカード。

プレイヤーの心理と状態

ティルト：感情的になって冷静な判断ができなくなる状態。

フィッシュ：ポーカーが弱く、負けやすいプレイヤー。

アグレッシブ：積極的にベットやレイズをするプレイスタイル。

パッシブ：あまりベットやレイズをせず、コールやチェックで様子を見るプレイスタイル。

ルース：参加するハンドが多く、幅広いレンジでプレイするプレイスタイル。

タイト：参加するハンドを絞り、強いハンドでのみプレイするプレイスタイル。

テキサスホールデムのキャッシュゲームとトーナメントの違い

テキサスホールデムには大きく分けて「キャッシュゲーム」と「トーナメント」の2つの形式があります。

どちらも同じルールでプレイされますが、ゲームの進行や戦略、目的などが大きく異なります。ここではそれぞれの違いを詳しく解説します。

キャッシュゲーム

キャッシュゲームは文字通り現金（またはそれに相当するチップ）を賭けてプレイするゲームです。次のような特徴があります。

チップは現金と等価です。例えば1ドルチップは1ドルの価値を持ちます。
プレイヤーはいつでも自由にゲームに参加したり、離脱したりできます。
ブラインド: ブラインドは一定で、ゲーム中に変動することはありません。
長期的に利益を出すことを目的とします。各ハンドの勝敗だけでなく、全体を通して収支がプラスになるようにプレイします。

まとめると比較的短時間でプレイできること、自分の資金に合わせてプレイできること、スキルが反映されやすいことが特徴です。

トーナメント

トーナメントは参加費（バイイン）を支払って参加し、決められた数のチップを持ってスタートするゲームです。次のような特徴があります。

トーナメントで使用するチップは、現金と直接的な関係はありません。チップの増減は順位に影響します。
トーナメント開始時に参加し、チップをすべて失うまで、または上位入賞するまでゲームに参加します。途中で参加・離脱はできません。
ゲームの進行に合わせてブラインド（強制ベット）が上昇していきます。また、一定のレベルからはアンティ（全員が支払う少額のベット）が追加されます。これにより、ゲームが停滞するのを防ぎ、よりスピーディーに進行します。
上位入賞し、賞金を獲得することを目的とします。

まとめると長時間に及ぶことが多い、運の要素も影響しやすい、大きな賞金を獲得できる可能性がある、サバイバル要素が強いといった特徴があります。